会期中パス3◇ 前売りApr.2024 VOL.05 大阪・関西万博のチケット券 種開幕券前期券超早割一日券一日券平日券夜間券通期パス夏パス 入場期間・時間開幕日〜4月26日開幕日〜7月18日会期中いつでも会期中いつでも平日午前11時以降午後5時以降開幕日〜10月3日7月19日〜8月31日料金(税込み)18歳以上 12〜17歳 4〜11歳4000円2200円5000円3000円6000円3500円7500円4200円6000円3500円3700円2000円30000円17000円12000円7000円1000円1200円1500円1800円1500円1000円7000円3000円大阪市内の街角に登場した巨大な「万博新聞」※超早割一日券の販売は2024 年10月6日まで。7日から早割一日券が販売される大阪・関西万博の前売り入場券の発売一つは会場への入場時間が午前11時が始まった。会期中に発売される「一日券」の7500円(18歳以上、税込み、以下同じ)と比べ、前売りは最大3500円安くなるのが魅力だ。ただ、チケットの種類が多く、どれを買えばいいのか迷っている人も多いだろう。そこで、これまで国内外で160を超える博覧会を訪れた万博マイスターの二神敦さんに、お薦めの購入法を聞いた。「万博に5回以上入場するなら、会期中に何回でも利用できる『通期パス』(3万円)が一番お得です。ただし、気をつけなければならないことがあります」以降になることだ。開場は午前9時だから、他のチケットより2時間遅くなる。「参加国が自国の文化などを紹介するナショナルデーの記念式典やイベントは午前中に行われることが多い。午前11時の入場では見ることができない恐れがあります」さらに「通期パス」といいながら利用できるのは2025年10月3日までで、閉幕直前の10日間は使えない。「会場がもっとも混雑するのは会期末。そのため制限されるわけですが、『最後にもう一度入りたい』と思ってもパスを使うことはできません」そもそも「通期パス」は前売りだけでなく開幕後も販売され、いつでも買えるので、いているのは開幕直後と予想されるので、利用価値は高いと思います」。前売り券ではないが、午後5時以降に入場できる「夜間券」(3700円)も狙い目。一般的に団体客は夕方には会場を出るため、夜間はパビリオンに入りやすくなるからだ。真夏は猛暑を避けることができ、各国のパビリオンに設けられるレストランで世界の様々な料理を味わうのも楽しい。二神さんは「万博は一日で会場を見て回ることはできません。一度訪れると、間違 あわてて購入する必要はないという。では、どの券種を買えばいいのか。二神さんのお薦めは、今年10月6日まで販売されている「超早割一日券」だ。料金は6000円と会期中より1500円安くなるうえ、「優先予約」の特典がある。今回の万博はチケットを買った後、事前に来場日時を予約する必要がある。通常の予約申し込みは来場希望日の6カ月前からだが、「超早割」は今年9月25日〜10月6日に抽選で申し込みできる。「万博が初めての人や何回入場するか迷っている人は、まず『超早割一日券』で開幕直後に入場する。それで納得すれば、『通期パス』を購入すればいい」日本国際博覧会協会が発表しているチケット販売状況をみても、「超早割一日券」が販売枚数の大半を占めている。前売りの「一日券」は10月7日以降も「早割」として販売されるが、料金は6700円と「超早割」より700円高くなる。優先予約の特典もないので注意が必要だ。一方、前売り券で最も安いのは開幕日(2025年4月13日)〜4月26日に入 場できる「開 幕 券」の4000円 で、会 期 中 より3500円安い。開幕日〜7月18日の「前期券」(5000円)がこれに次ぐ。この二つにも優先予約の特典はないが、「会場が一番空二神敦さんは8歳の時に神戸ポートピア博を訪れて以来、内外で開かれた万博や博覧会を巡り、その数は160を超える。MBSラジオで毎週月曜日午後 9時〜9時半に放送される番組「ばんぱく宣言」に「顧問」として出演しているほか、各地で講演などを行い、万博の魅力を伝えている。いなく二度、三度と来たくなる。賢くチケットを買って下さい」と話している。万博の入場券は電子チケットで、公式販売Webサイトなどからスマートフォンやパソコンで購入する。まず自分の「万博ID」を登録した後、チケットを選択。その後に来場日を予約し、さらにパビリオンやイベントの入場予約をしなければならない。スマホなどを持っていない人は旅行代理店などの販売事業者で購入することができる。万博マイスター・二神さん前売り券「私ならこう買う」
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