EXPOST VOL.5
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シン・人間洗濯機でサイエンスホールディングス代表取締役会長青山恭明Nov.2024 VOL.057 Profile 青山恭明 自動車部品メーカーなどを経て2007年、サイエンストレーディング(現サイエンス)を設 立。18年に発売したシャワーヘッド「ミラブル」が、女性の頬に油性ペンで描かれた黒い線がシャワーの水を当て、軽くこするだけで落ちていくテレビCMで話 題となり、累計 販 売 本 数150万本を超えるヒット商品となった。大阪パビリオン理事。青山恭明さん会場内(約1万人)• 来場者の案内・誘導• 案内所や休憩所のサポート• 外国語を活かしたサポートhttps://www.expo2025-volunteer.com/pr/は「宇宙シャワー」も出展する予定です。こちらもぜひ注目してください。です。国際宇宙ステーションに滞在していた実業家の前澤友作さんが地上から「宇宙はどんなにおいですか?」と聞かれ、「体育会系の部室みたいなにおい」と話していました。風呂に入れないため、独特のにおいがするそうです。それで無重力でも体をきれいにできるシャワーを作ろう、と。僕はいつも発想だけの男なんですよ(笑)。使えないし、水は貴重な資源ですね。日本国際博覧会協会(万博協会)と大阪府・市は、大阪・関西万博の会期中に会場内外で来場者らの案内やサポートを担うボランティア約2万人を4月30日まで募集している。一般の人が万博に参加できる機会となるだけに、万博協会などは積極的な応募を呼びかけている。阪まちボランティア」の2種類あり、募集人数はそれぞれ約1万人。まちボランティアは主要駅、空港のほか、会場内の大阪ヘルスケアパビリオンが活動場所となる。意思疎通でき、面談や研修に参加できることが応募要件で、語学力や特別な資格は必要ない。個人か2〜4人のグ紀之定さん 宇宙シャワーですか?青山さん これもきっかけはテレビ番組紀之定さん 確かに宇宙でシャワーは青山さん 宇宙のような無重力では水万博協会が運営する「会場ボランティア」と府・市の「大対象は2025年4月1日時点で18歳以上の人。日本語でループで応募し、両方のボランティアに申し込むことも可能。1日3〜6時間・5日間以上の活動が求められる。ボランティアにはTシャツやベスト、帽子、バッグなどのユニフォームが貸与されるほか、交通費・食費代として1日2000円相当のプリペイドカードなどが支給される。応募はインターネットまたは所定の申し込み用紙で(詳細は大阪・関西万博ボランティア専用ホームページを参照)。大阪メトロ堺筋本町駅直結の船場センタービル2号館地下1階にボランティアセンターを開設し、応募手続きをサポートしている。各地で説明会も開いている。6月から面談が行われ、8月下旬ごろに結果が通知される。1月26日に行われた募集開始の式典で大阪府の吉村洋文知事は「(ボランティアは)一生に一度しかない経験になると思う。皆さんと一緒に素晴らしい万博を、素晴らしい未来を作り上げていきたい」と期待を寄せた。3月29日現在の応募者は1万2890人。は表面張力で球体になり、空中に浮きます。それで当社の技術責任者の平江(真輝専務取締役)は2年以上かけて装置を考え出しました。昨年11月、この装置をつるしたバルーンを成層圏まで打ち上げ、自由落下で無重力に近い状態を作る実験を行いました。すると装置から水がシャワーのように噴き出しました。この映像を見たときは「ほんまにできたんや」と感激しました。紀之定さん 実験に協力したのはベンチャー企業の「GOCCO.」(ゴッコ、岐阜県大垣市)さんですね。偶然ですが、われわれのグループのパートナー企業です。青山さん 計算では2リットルの水で全身をきれいにできます。石鹸などを使わないに興味を持ったわけです。紀之定さん 万博の開幕まであと1年ですが、残念ながら盛り上がりに欠け、延期や中止を求める声も出ています。青山さん 今年夏ごろには各パビリオンの展示内容も明らかになるので、潮目は少しずつ変わると思います。万博は日本や大阪の技術力を世界に示す最大の、そして最後のチャンスなのかもしれません。次世代型の人間洗濯機は展示の目玉の一つになるのではないかと期待しています。当社は万博を機に世界に一歩を踏み出すつもりです。そして54年前の大阪万博で10歳の私が見た未来を、今度は私が今の子供たちに見せたいと考えています。万博ボランティアの概要活動場所(募集人数)会場外(約1万人)活動内容• 主要駅・空港での交通案内•まちなかでの万博案内• 大阪パビリオンサポート活動期間・時間5日以上・1日3〜6時間応募要件2025年4月1日時点で18歳以上など専用ホームページため、水は単純ろ過だけで再利用できます。民間人が滞在できる宇宙ホテルを建設する計画がありますが、そうしたところに使われることを想定しています。紀之定さん 青山さんがこれまで水にこだわってこられた背景には、娘さんの病気があったと、お聞きしました。青山さん 三女が幼稚園児のころ、ひどいアトピー性皮膚炎に悩まされていました。夏でも長袖の服を着なければならず、小学校に行ってからはいじめを受けたほどです。水道水に含まれる塩素が炎症の一因と分かり、町工場で塩素を除去するシャワーヘッドを作ってもらいました。すると、3カ月ほどでみるみる症状が改善しました。これで水あなたも万博ボランティアに4月30日まで約2万人募集

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