EXPOST VOL.6
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2Oct.2024 VOL.06 ■「モンハン」をARで体験大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンに、カプコンが人気ゲーム「モンスターハンター」の体験型コンテンツを出展する。来館者は拡張現実(AR)対応グラスを着用し、360度映像や立体音響、床振動を通じてモンハンの世界に没入できるという。コンテンツ名は「モンスターハンター ブリッジ」=イメージ(同社提供)。モンハンのキャラクターやモンスターと触れ合うことをコンセプトにしており、対象年齢は7歳以上。■「火星の石」を万博の目玉に経済産業省は、大阪・関西万博の目玉の一つとして「火星の石」を展示すると発表した。2000年に日本の南極観測隊が昭和基地近くで採取した火星由来の隕石(いんせき)で、ラグビーボールほどの大きさがある。火星に水があったことを示す貴重な資料とされ、一般公開するのは初めて。薄片状に加工した隕石のかけらも並べ、来館者が触れられるようにするという。■住友館は別子銅山の山イメージ住友グループは、大阪・関西万博に出展する住友館の概要を発表した。グループゆかりの地である別子銅山(愛媛県新居浜市)の山々をイメージした建物で、屋根と外壁に別子銅山の「住友の森」から切り出したヒノキの合板を活用する。万博会期中、小学生らにヒノキの苗をポットに植えてもらい、閉幕後は住友の森に移すという。■ガンダムの実物大模型展示バンダイナムコホールディングスは、大阪・関西万博に出展するパビリオン「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」に、人気アニメ「機動戦士ガンダム」の実物大模型を展示すると発表した。横浜市で今年3月末まで展示されていたガンダム像の部材を再活用する。片膝をつき右腕を上げたポーズで、高さは約16メートル。実物大のガンダム像は国内では東京都と福岡市の2カ所で展示されているが、関西では初めて。■Adoさん、万博開幕日にライブ日本国際博覧会協会は、大阪・関西万博の開幕日(2025年4月13日)に人気歌手Ado(アド)さんのライブを会場内で開催すると発表した。ライブが開かれるのは屋外催事場のEXPOアリーナ「Matsuri」で定員は最大1万6千人。イベントの詳細は追って公表するという。Adoさんは「うっせぇわ」「唱(しょう)」などのヒット曲があり、顔出しをしない独特のパフォーマンスで知られる。キャラクターもタマゴ㊤電力館のキャラクターの「可能性のタマゴ」新のエネルギーを詳しく紹介する。発表会で電事連大阪・関西万博推進室の岡田康伸室長(同館館長)は「ゲーム性のある展示で、とくに未来を担う子供たちにわくわく、ドキドキしながら様々なエネルギーについて知ってもらいたい」と語った。パビリオンはタマゴが地面に半分埋まったような楕円形のドームで、外殻に様々な形の平面が組み合わさった「ボロノイ構造」を採用。外郭は天候や時間帯によって見え方が変化するという。パビリオン出入り口の近くに屋外ステージが設けられる。という。アイルランド館は「トリスケル」という、3つの渦巻きを組み合わせたアイルランドの伝統的な模様をモチーフにしたパビリオンで、建物には同国産の木材を使用する。テーマは「創造性が人々をつなぐ」。展示エリアは3つに分かれており、アイルランドの歴史や文化、日本とのつながりなどを紹介。音楽家やダンサーによる公演を毎日行い、来館者も一緒に楽しめるようにするという。ブライアン・オブライアン政府代表は「アイルランドのベストなものを紹介できるパビリオンになる」と話している。(電気事業連合会提供)㊧様々な色に光ったり、ふるえたりするタマゴ型デバイスアイルランド館の完成予想図(アイルランド外務省提供)大手電力会社でつくる電気事業連合会は、大阪・関西万博に出展するパビリオン「電力館 可能性のタマゴたち」の体験概要を公表した。来館者はタマゴ型の専用デバイスを首に下げて館内を回り、様々なエネルギーの可能性について楽しく学ぶことのできるパビリオンになるという。テーマは「エネルギーの可能性で未来を切り開き、いのち輝く社会の実現へ」。展示では「夢のエネルギー」といわれる核融合や電源コードを使わずに電気を供給する無線給電といった最新のエネルギー技術を大阪・関西万博のアイルランド館は万博会期中の2025年10月上旬、ハロウィン・フェスティバルを開催する。日本でも若者の人気イベントとして定着したハロウィンだが、その起源はアイルランド。首都・ダブリンで毎年、ハロウィンの時期に開催され、観光客らでにぎわう「ブラム・ストーカー・フェスティバル」がイベントに協力する。ハロウィンの起源は2000 年以上前、アイルランドなどに住んでいた古代ケルト人の祭礼「サウィン」とされる。サウィンは「夏の終わり」を意味し、秋の収穫を祝うとともに悪霊を追い払う宗教的な行事として行われていた。人間だとバレ、悪霊にさらわれないようにするため、不気味な仮装をしたという。ハロウィンの伝統はアイルランドからの移民によってアメリカに伝えられ、その後、日本など世界各地に広まったとされる。ブラム・ストーカー・フェスティバルは、小説「ドラキュラ」の作者でダブリン出身のブラム・ストーカー(1847〜1912)を記紹介する。デバイスは直径約10センチ、高さ約13センチで、展示と連動して様々な色に光ったり、ふるえたりする。来館者は入館時に好みの色のデバイスを選ぶ。例えば核融合では、天井から卓上に投影された光る玉を手で寄せ集めるとデバイスが発光する。原子核同士が融合して膨大なエネルギーを生み出す核融合の原理を表わしているという。無線給電は、シューティングゲームのように離れたところから画面に映し出される自動車などを動かす。展示の最後には映像や模型を使って最念したイベントで、ダブリン市議会の主催で 4日間にわたって開催される。パレードのほか、音楽イベントや演劇ショーが行われ、2023 年には6 万 7000 人以上が参加した。万 博 で は、同フェスティバ ルをプロデュースしているマクナス社などが協力する。ただ、万 博の会 期は25 年 10月13日まで。ハロウィンの31日までに終わってしまうため、万博では10月上旬に開催するタマゴ型した「電力館 可能性のタマゴたち」タマゴ型端末で未来のエネルギー体験ハロウィン・フェスを開催起源のアイルランド、会期中に

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