2ル西展やの木北た渋渦日映作り共にや感ネフテ展知のニ北5大阪・関西万博のニュースは「EXPOST」の公式アカウントでも紹介しています。ぜひご覧ください。■大屋根リングがギネス世界一大阪・関西万博のシンボル、大屋根リングが「世界最大の木造建築」としてギネス世界記録に認定され、3月4日、万博会場で授与式が開かれた。6万1000㎡の建築面積が最大と認められた。リングは外径675m、1 周 2km で、高さは最大 20m。木材は国産のヒノキ、スギと欧州産のアカマツを使っており、2月27日に完成した。■輪島塗地球儀で復興を発信2024年1月の能登半島地震で奇跡的に無傷だった輪島塗大型地球儀「夜の地球 Earth at Night」=写真(石川県輪島漆芸美術館提供)=が大阪・関西万博の会場で展示されている。直径1m、重さ215kgで、輪島塗技術保存会が17年から5年がかりで仕上げた。地震と同年9月の奥能登豪雨という二重被災からの復興のシンボルとして、万博で世界に発信することになった。■バーチャル万博も開幕大阪・関西万博に合わせ、ネット上での「バーチャル万博」が4月12日から本格稼働した。「空飛ぶ 夢洲」と名付けられた仮想空間で、自身のアバター(分身)を操作しながら現実の万博会場を忠実に再現したパビリオンを巡ることができる。会期中、現実の万博と連動したイベントも行われる予定。専用アプリはパソコンやスマートフォンから無料でダウンロードできる。■未来の自分から手紙日本郵便は4月13日、大阪・関西万博の会場内に2カ所の郵便局を開設した。営業時間は午前9時〜午後7時。「Play!郵便局(プレイ郵便局)」をコンセプトに、郵便サービスの提供のほか、記念グッズの販売や「未来の自分から手紙が届く」という体験型コンテンツなども展開している。記念押印サービスとして大屋根リングなどの風景が入った日付印なども用意している。サントメ・プリンシペのカカオ農園で現地のスタッフと並ぶ田中さん(カフェタナカ提供)チリパビリオンに展示されている巨大な「マクン」(同パビリオン提供)て荒れ果てた農園が多いうえ、働き手である女性の地位が男性より低いことも知った。このため、会社でカカオ農園の再生プロジェクトに取り組むことになった。サントメ島の中心部から車と徒歩で1時間40分の場所にある1haの放棄農園を使って、2019年に「カフェタナカ希望の有機カカオ農園」を開園。現地女性2人をリーダーにして農園の再生を始めた。現在は複数の農家が働いているほか、リーダーの女性たちが隣接する農園を自分で購入するなど活動の輪は広がっているという。こうした実績が評価され、サントメ政府オンのテーマは「マクン:人々を包むチリの織物、私たちが守る未来の社会」だ。マクンはチリの先住民、マプチェ族が使うマプチェ語で「マント」や「保護する衣」を代表から万博出展への協力を依頼された。ブースでは再生プロジェクトや同国の自然保護の取り組みなどを紹介している。田中さんは「多くの人にサントメ・プリンシペという国や文化、そこで働く人々を知り、カカオの現状と未来について考えるきっかけにしてもらいたい」と話している。サントメ産のカカオをふんだんに使った大阪限定クッキー缶の価格は3240円。ブースでの販売は不定期で、販売スケジュールは同社の公式サイトで案内する。万博会期中、阪急百貨店本店の店舗や同社のオンラインショップでも販売している。意味する言葉。チリの先住民族に根付いた伝統的な織物文化を象徴している。万博に出展されたマクンは色鮮やかな幾何学模様。アラウカニア州とビオビオ州に住む5つのマプチェ族のグループが数カ月かけて制作した。ほぼテニスコートの大きさで、500 〜 700kgの羊毛が使われたという。1カ月半かけ船で大阪に運ばれた。同パビリオンは、万博協会が建設した建物の一区画(約300㎡)を使う「タイプB」。展示エリアの中央に、CLT(直交集成板)と呼ばれる最新の建設技術で作った幅5m、奥行き13mの構造物を設置し、その周囲をマクンで覆っている。「チリの多様性と革新性を象徴するインスタレーション(空間芸術)に仕上がった」(同パビリオン)という。館内の壁には延長40mのディスプレーを巡らせ、チリの豊かな文化遺産や持続可能性への取り組みなどを紹介している。名物のチリ・ワインやチリ・ピスコ(ぶどう蒸留酒)などの試飲も5月からできるという。5月12日の「ナショナルデー」には、EXPO ナショナルデーホール「レイガーデン」で音楽やダンスなどを披露する予定。アフリカ西部の島国サントメ・プリンシペでチョコレートの原料となるカカオの農園再生プロジェクトに取り組んでいるカフェ・洋菓子店「カフェタナカ」(名古屋市北区)が、大阪・関西万博で同国の出展に協力することになった。海外参加国の共同館「コモンズ-D館」にあるサントメのブースで、プロジェクトの紹介をするとともに大阪限定のクッキー缶などを発売。売り上げの一部はサントメの現地生産者に還元する。ギニア湾に浮かぶサントメは人口23万人で、おもな産業は農業。ポルトガルの植民地時代にブラジルから持ち込まれたカカオをアフリカで最初に栽培し、最盛期には「カカオ島」と呼ばれるほどの生産量を誇った。だが、1975年の独立後、放棄されたままになっている農園が多い。この状況に危機感を抱いたのが、カフェタナカの社長でグランシェフパティシエの田中千尋さんだ。カフェタナカは田中さんの父、寿夫さんが1963年に開店した自家焙煎珈琲専門店「タナカコーヒー」が前身。田中さんは「父のコーヒーに合うフランス菓子を作りたい」との思いから21歳で渡仏した。パリで研鑚を積み、95年に帰国後、喫茶店を受け継いでカフェタナカとして発展させた。現在は大阪・梅田の阪急百貨店本店など全国のデパートにも菓子店を出店している。菓子にあうフルーツや食材を探すため、世界中の生産地に足を運んでいる田中さんは、サントメで原種のまま残っている、質の高いカカオと出会った。一方で放棄され大阪・関西万博のチリパビリオンに、表面積242㎡という大きな織物が展示されている。「マクン」と呼ばれ、先 住 民の女 性200人が伝統的な手法で織り上げた。パビリ リアApr.2025 VOL.08アフリカカカオ農園再生進めるカフェタナカの 島 国 サントメの万博出展に協力チリパビリオン「マクン」先住民の巨大織物展示
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