デジタルブックに導入するならどちらが最適?
Webサイトやデジタルブックに「チャットボット」を設置するケースが増えています。
とはいえ、導入を検討する際に必ず出てくるのが次の疑問です。
「シナリオ型とAI型ってどう違うの?」
「デジタルブックに設置するなら、どちらが適しているの?」
本記事では、2つのタイプの違いを整理したうえで、Libr.ASのデジタルブックにはAIチャットボットを採用している理由について解説します。
シナリオ型チャットボットとは?
シナリオ型チャットボットは、あらかじめ用意した「質問と回答のシナリオ」に沿って会話を進める仕組みです。
特徴
- 選択肢をクリックして分岐する会話形式
- 想定外の質問には対応しづらい
- FAQや予約フォームのような定型的な問い合わせ対応に強い
メリット
- 初期設計通りの応答が可能で、誤回答が少ない
- 運用ルールをコントロールしやすい
- 導入コストが比較的安い
デメリット
- シナリオにない質問には回答できない
- 質問と回答に、更新・追加が増えるとメンテナンスが大変
- 自然な会話には不向き
AIチャットボットとは?
AIチャットボットは、自然言語処理(NLP)を活用し、ユーザーの質問を理解して適切な回答を導き出す仕組みです。近年はChatGPTのような生成AIを活用したタイプが注目されています。
特徴
- 入力文章の意味を理解して柔軟に回答
- 膨大なデータやマニュアルから必要な情報を引き出せる
- 利用頻度が高いほど学習精度が向上
メリット
- シナリオに縛られず幅広い質問に対応可能
- 自然な対話ができ、ユーザー体験が向上
- 複雑な問い合わせや資料検索に強い
デメリット
- 誤回答のリスクがゼロではない
- 導入・運用にシナリオ型チャットボットより高いコストがかかる
- セキュリティや情報流出の懸念がある(ただしプライベートDB運用で解消可能)
デジタルブックに設置するならどちらがいい?
シナリオ型が向いているケース
- 「よくある質問(FAQ)」に答える程度で十分
- 案内フローが決まっており、自由な会話は不要
- 限られた範囲の問い合わせを効率化したい
AI型が向いているケース
- デジタルブック内の幅広い情報を検索・案内したい
- 利用者ごとに異なる質問に対応したい
- 資料請求や商品説明など、柔軟なサポートを提供したい
結論:目的に応じて選ぶのが最適
デジタルブックにチャットボットを設置する場合、「用途のシンプルさ」か「柔軟さ」かで選ぶのがポイントです。
●シナリオ型 → FAQや定型業務に最適
●AI型 → デジタルブックを活かした高度な情報提供に最適
シナリオ型とAI型チャットボットは、それぞれ強みと弱みがあります。
デジタルブックを単なる「閲覧ツール」から「対話型の情報提供ツール」として活用するなら、AIチャットボットの導入が効果的です。
当社サービスでは、AI型チャットボットを採用しており、デジタルブックに蓄積された情報をもとに自然な会話で回答できます。これにより、閲覧ユーザーが「必要な情報にすぐアクセスできる」体験を実現します。

